クリスマスの飲み物、エッグノッグをご存知ですか
2016/12/22 58号
クリスマスに飲まれるエッグノッグ
さて、前回紹介したナット・キング・コールのアルバムを聴いてくださった皆様は、クリスマスソングとして日本で知られていない曲が多いのに驚いたことでしょう。
他国の文化を導入して楽しむというのは中々難しいのですが、数曲の有名な曲は入ってくるものの、それ以外は知られていないまま、あまり深掘りしようとすることはないようです。例えば、ゴスペルと言えばなんでもかんでもアメイジング・グレースみたいになってしまってそれ以上もっといい曲を紹介しないのと同じです。
ということでエッグノッグです。これはアルバムでもアーティスト名でもなくて、クリスマスのときに飲まれる玉子酒に似た飲み物です。まず牛乳にナツメグ、シナモン、バニラエッセンスを混ぜて暖めます。
卵に砂糖を混ぜて溶いておいたものに、この暖めた牛乳を入れます。ちょっとずつ入れるのがコツで一気に入れると卵がダマになります。もう一度これを火にかけます。
最後にホイップクリームを溶かしながらブランデーかラム酒を入れます。アルコールは入れないでもOKなのでお子さんが好きでなければなしでもいいです。
こうしてできあがったエッグノッグはクリスマスの暖かい思い出を大いに演出してくれることでしょう。
エッグノッグに酢を投げ込んだコメディーソング
エッグノッグソングという曲を書いた演劇向けの作曲をしているSam Carner and Derek Gregorは今年この曲で「ベストコメディーソング」というタイトルを Manhattan Association of Cabarets and Clubs (MAC) からもらいました。
出だしは厳粛なクリスマスソング風でエッグノッグから想像される暖かいクリスマスの風景ですが、だんだん誰かがエッグノッグに酢を投げ込んだということになってドタバタが始まるという曲です。
牛乳に酢を入れて暖めるとインドなどではそれでパニールというモッツアレラに似た手作りチーズができてしまうくらいですから、きっととんでもないエッグノッグができると思うのですが、ぜひこれだけ愛されている、エッグノッグ。皆さんも作ってみてくださいね。