ハノーヴァー・マヌーヴァー
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デヴィッド・ボウイのBlackstar-今年聴いたベスト・ロック曲

2016/12/25 61号

死の二日前にリリースされたアルバム、ブラックスター(Blackstar,★)

支:えー、では今日はハノーヴァさんの聴いた今年のベストなアルバム・曲ということで、ロックですか?ロックでいくんですね。

ハ:はい、そうです。なんといっても今年はデヴィッド・ボウイのブラックスター(Blackstar, ★)なんです!

マ:・・・

支:(まさかそう来るとは・・・)

ハ:どうしたの?どうしてみんな黙っているの。

マ:ははは、ハノーヴァちゃんらしい選択ですな。ハハハハハ(凍り付いている)

支:でも、どうしてハノーヴァさんにとってこれがベストなのかな?ボウイの全盛期を現役で知っている世代なわけでもないし?

ハ:えー?やっぱり、シングルカットされた、同名のブラックスター?あれのビデオクリップでみんながカクカクなっているのが面白いかなって。

マ:は、ははははは。

支:確かにビデオクリップは面白いけど。いろいろ意味深で。

ボウイとボウイから影響を受けた音楽が融合した傑作

マ:ま、まあ、あれですな。あの曲に限って言うと実にボウイらしいというか、変な曲と一言で簡単にくくれないわけで。

ハ:そうでしょー?誰のアルバムって聞かなければ最新のイギリスのクラブソングといっていいと思うのね。後ろの妙に早いリズムはドラム&ベースだと思うし、謎の何度もループするボーカルのフレーズとか、奇妙な教会音楽のようなフレーズも割り込んでいるし。

支:確かに長さも10分弱あって、踊ることを目的としているよね。

ハ:そうそう、なんか最初は10分を越えていたのをituneだと10分以上の長さの曲がその頃配信できないからっていうんで、10分切るようにしたんだって。

マ:なるほど、そう言われるとクラブ音楽そのものですなあ。変なジャズのエッセンスが入っているのもACIDなところを取り入れたというか。

支:なんというか、デヴィッドボウイが、デヴィッドボウイに影響を受けた人たちと合体して溶け合って融合したみたいな面白さがあるね。多かれ少なかれイギリスのクラブ音楽はボウイに影響を受けているというかボウイ的なモノを皆必ず含んでいるし。

ハ:そうそう、だから私みたいに全盛期にボウイを聴いていない人が聞いてもぜんぜんいいの。ボウイをそのままカクカク楽しめばいいのよ。

マ:なるほど。それは考えもしなかったですなあ。つい私のようなおじさんだとボウイ的なモノを途中の平和なメロディーに転じるところに感じたりするもんですが、これは丸ごと楽しめば良いと。

支:曲はサイケで面白いけどビデオはISISへの抗議とかそういうんじゃないのかな。ヨーロッパは日本では考えられないほどテロの脅威が実感できるみたいだし。ボウイがどの程度メッセージ色を出したかったか分からないけど。聖書のようにブラックスターの本を振りかざしているところは邪教のプリーストなのかそれを戒める側なのか。自分の死を実感しているときに撮ったんだろうから興味深いよね。

ハ:でしょ?でもあまり深く考えないでビデオを見ながら一緒にカクカクするのがいいと思うけど。ほらマヌーヴァさんも肩こりが取れるでしょ。

マ:うーんほんとだ。これは効きますぞ。肩こりに効きますぞ!

支:(・・・このサイトはこんなんで大丈夫なんだろうか・・・)じゃ、じゃあ、次回はまた一回りして私がやるかな?

ハマ:お願いします!