新年のご挨拶

マヌーヴァ：あけましておめでとうございます、ですな。どういうわけか昨日から新年はスタートするはずの記事がスタートしなかったわけで。

ハノーヴァ：そうなの、支配人が風邪を引いて記事を更新出来なかったんだって！彼が新年のご挨拶兼一人で記事を書くはずだったのに！

マ：そういえば今日も来ておりませんな。具合悪いんですかな。し方がないので、二人で去年やろうとしてやれなかった残りをやってしまいましょうかな。

ハ：それいい。新時代の大物候補をバンバン紹介するということで。

将来自伝が書かれる逸材が出てきた

マ：そういう意味で私が紹介したいと去年思っていたのは、アラバマ・シェイクスですな。

ハ：アラバマシェイクスと言えば2016年のグラミー賞で結構話題になっていたけど。

マ：そうなんですな。Best Rock Performance, Best Alternative Music Album, Best Rock Song,Best Engineered Album, Non-Classicalと四部門も取ってしまったんですな。

ハ：オルタナティヴに入れられちゃってるけど、音を聴くとどっちかというとブルースロックなような・・・南部の音って言うの？

マ：そうですな。他にあまり同じようなグループがないからオルタナティブに入れられたのかもしれませんが、これは昔のリトルフィートにオーティスレディングを足して二で割ったような音ですな。

ハ：（・・・リトルフィートって私も知らないし・・・こんなんで読者は何のことか分かるのかしら）

マ：まあ、シンガーで作曲も手がけているブリタニー・ハワードが好きな音楽が全部良い感じで混ざっているわけですな。見た目はごついソウルシンガーみたいですが、歌い方はもっと高音の繊細で情熱的でまさにオーティスレディングが蘇ったような歌い方なわけですな。良い南部の伝統というか、空気が伝わってくるわけです。

ハ：こういう人たちって他にぜんぜんいないの？

マ：まあ、しばらくいなかったんでしょうな。ラップだのＥＤＭだのばかりが商業的に流行ってこういう泥臭い、人間味のあるモノは売れそうに無いわけですし。その流れが変わったというのはいいことでしょう。もういい加減、ちゃんとした音楽的に素晴らしいものが聴きたいという気運がアメリカにも高まっていたんでしょうな。

ハ：そう言われるとアメリカの手作り音楽のいいところを全て表現しましたみたいで面白い。

マ：彼女は、将来「伝記」が書かれるくらいの逸材だと思いますぞ！ただちょっと太りすぎなのが心配ですな。少し健康に気をつけてこれから30年はがんばって欲しいものです。まだ28歳ですからな。今のままだとどうみてもスーパーでショッピングカートを押している、50歳のオバさんですぞ 。

ハ：なんだかアデルと近い世代とはとっても思えない・・・けどがんばって欲しい。それで明日は、支配人が戻ってくるの？

マ：回復すれば戻ってくるでしょうが・・・「この名曲を聴け！２０選」みたいなのをやりたいと年末言ってましたな。

ハマ：ではまた彼が戻ってくるのをお楽しみに。今年もよろしくお願いします。