ハノーヴァー・マヌーヴァー
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マダム・フローレンス-実在した陽気な慈善家 75号

2016/1/13 75号

メリル・ストリープの映画のモデルは実在した

支配人:こんばんは。今日もまたおじさん二人で対談するということです。今日は最近観た音楽関係の映画の話でもいかがですか。

マヌーヴァ:そうですな、最近見た面白い映画は「君の名は」ですな。

支:え!?ま、まあもうちょっと音楽が直接題材になっているもので、ということで。

マ:そうですな、そういう意味では、メリル・ストリープが演じている、「マダム・フローレンス!夢見る二人」ですかな。

支:ああ、あれは笑えて面白かったね。

マ:あんまりネタバレになるとよろしくないのですが、メリルストリープ演じる、第二次大戦前と戦中にニューヨークのクラッシック音楽界を金銭的にサポートした、フローレンス・フォスター・ジェンキンスという女性の話ですな。このマダム・フォスターは実在した女性でして。

支:そうだね、それが自分が設立した慈善クラブを主宰するだけでなく、自分でも歌ってしまうんだけど、実は歌についてはぜんぜん才能がなかった・・・

マ:しかし彼女はパトロンですから周りの人は「彼女はヘタだ」とは面と向かって言えない訳で。

支:それでドタバタというか悲喜劇が起こるわけだね。まあ本当に観ていると腹がよじれるくらい笑えるんだけど。

マ:なんだか実在したマダム・フローレンスはもっと愛されていたみたいですな。音程がはずれていても陽気に歌い続ければある意味、別のジャンルとして独立したポジションを確立してバカウケしたんでしょうな。


聴いてみるにはかなりの勇気が必要!?

支:そうなんだろうね。コメディアンというか笑わせるシンガーというのはアメリカでいつも需要があるだろうし。実在した彼女は割り切ってやっていたのかもしれないね。

マ:こういう人物を掘り出してくるのはとても面白いですな。実際彼女はかなり影響力はあったんでしょう。映画中でもコールポーターが見に来た、などと言っておりますし。ぜひ続きは映画で見てください、ですな。

支:こういう映画紹介もたまにはいいね!それではまた!。