ハノーヴァー・マヌーヴァー
☆☆お知らせ☆☆ 記事をお読みくださりありがとうございます。サーバー移転しました。これからの新記事はWordPressを使って書いていく予定です。ご利用の皆様に不便がないよう、スムーズにリンクや案内をつなげていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。週二回程度更新していく予定です。-

どっこいメタルは生きていた 82号

2016/1/20 82号

アメリカ・日本では下火になったメタルは東南アジアで独自に進化していた

ハノーヴァ:前回アメリカのソフトパワーが80年代、90年代に比べてなくなってしまった話を聞いたけど、あの頃いた人たちって結構亡くなってるし、音楽ジャンルも勢いがなくなってるのが多いでしょ?

支配人:そうだね、マイケル・ジャクソンもプリンスもホイットニー・ヒューストンもジョージマイケルも亡くなってるし、音楽ジャンルもメタルやスムーズジャズやオルタナティブ・ロックは当時すごい流行ったけど、日本もアメリカも下火だよね。

ハ:メタルは日本ではビジュアル系みたいなイメージだけ残ってるけど、完全に消滅したわけ?

支:まあ、完全に消滅したわけではないみたいで、メタリカなんかは元気にワールドツアーに出ていて、アジアでは北京・上海、ソウルが終わって、今度香港、シンガポールとツアーで寄るみたいだね

メタリカのスケジュールを見ると日本がない

ハ:えー?本当?なにそれ日本は来ないの?まあ、でも聞く人がいなければ来ないか。日本は仲間内でライブをお酒でも飲みながらやるようなものばかり流行ってるし、目の前で絆って言うの?そういうのが感じられないモノはお金払う気になれないし、メタルみたいな大会場でのお祭みたいなのはもう無理かもー?

支:(・・・うーん、結論をもう言われてしまったな・・・)。そうかもしれないね。特に東日本大震災以降、アマチュアやセミプロの友人達がやってるライブに行くほうが何か安心感というか楽しいというか、そういう面があるよね。

ハ:つまりメタルは高度経済成長社会の象徴みたいな?

支:(高度経済成長社会ときたか・・・)そうかもしれないね。今メタルが熱いのはインドネシアとかフィリピンらしいし、そういう意味では、勢いのある社会のほうがメタルに合っているのかも。

ハ:このバングラデシュのスラップベースの達人のベースババ(Bassbaba= Sumon)さんって言うの?なんだかスラップはすごいけど、やっている音楽はまったりとしたメタルで、独特の南アジア感があっておもしろいー。


ベースの父とな・・・

支:そうなんだよね。ジャーニーの新しいボーカルの子もフィリピン出身だし、メタルはこういう若い伸び盛りの国に受けるのかもしれないね。

ハ:日本もクラブ的な感じとかBaby Metalのように歌謡曲的でもいいから、ぜひがんばって欲しいよねー。