ドラムンベース-名前から想像のつかない音楽ジャンルその2 86号
2016/1/24 86号
デヴィッド・ボウイの遺作ブラックスターがグラミー賞を総嘗めしそうだが
以前、名前から全く想像ができないジャンルとして、ヴェイパー・ウェイヴを紹介しました。[参照]ヴェイパー・ウェイヴ-名前からどんな音楽か想像できない音楽ジャンル 74号
ほかにも名前からは何だかどんな音楽なのか想像がつかないジャンルはないのかなと探してみると、名前から受ける印象と全然違うジャンルがありました。
それが今度のグラミー賞で総嘗めしそうな勢いのデヴィッド・ボウイの遺作ブラックスターの曲全体のテンポと雰囲気をコントロールしている、ドラムンベースというジャンルです。
ドラムンベースという名前からして、重厚なドラムにベースが乗ってどっしん、ばっしん、ミディアムテンポでずんずんくる分野か、あるいは、ドラムとベースだけでパーカッシブに民族音楽をやるような印象を受けます。
どころがどっこい、妙に速いテンポ(160BPM程度)で、てってけてってってー、たたたた、みたいな、実に軽いノリでドラムが流れるだけという共通点があるだけの摩訶不思議なEDMのジャンルです。
あまり流行っているとは言えない分野ですが、ブラックスターが受賞するともしかして再評価されるかもしれませんので要注意です。