一曲だけじゃなくアルバムで聴こう 110号
2016/2/18 110号
一曲だけ聴いて飛び回るのはやめよう
ハノーヴァ:グラミー賞ってアルバムでノミネートされているのもあるけど、一曲だけのも多いから、どうしてもその曲だけ聴いちゃうのよね。特に今はダウンロードできたり、動画になってたりするから。
支配人:そうなんだねえ、でもできれば良いアーティストがいたら、アルバム全部を聴いて欲しいなあ。
マヌーヴァ:確かにそうですな。アルバムを聴けばいろいろ分かることがありますからな。
ハ:え?例えばどんな?。
支:そうだねえ、世界観と言うか、全体で表そうとしていることというか。実はその一曲はアルバムの中で異色だったりして。
マ:去年のグラミーのレコード・オブ・ザ・イヤーはマーク・ロンソンのアルバムの中のブルーノマースが歌った、Uptown Funkなわけですが、マークロンソンのアルバムを聞くと、ああいうファンキーな曲はあと一曲Feel Rightと言う曲しかないんですな。
支:あとはチャカ・カーンのようなI Can't Loseとか、スティーリー・ダンを髣髴とさせるSummer Breakingのような曲が多いよね。ちょっと懐かしいというか。なんでもUptown Funkはかなりの南山で6ヶ月も製作にかかったらしいから、マーク・ロンソンが得意なスタイルではなかったんだろうね。だからブルーノ・マースの味が出てもっと面白くなったんだろうけど。
マークロンソンのある側面は確かにこれらに似ている
ハ:へー、じゃあそのアーティストのいろんな側面というか全体性というか、得手不得手とか多彩な面とかとにかくもっと見えてくるということね。これからはアルバムで聴かなきゃ!!