ハノーヴァー・マヌーヴァー
☆☆お知らせ☆☆ 記事をお読みくださりありがとうございます。サーバー移転しました。これからの新記事はWordPressを使って書いていく予定です。ご利用の皆様に不便がないよう、スムーズにリンクや案内をつなげていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。週二回程度更新していく予定です。-

歌が社会を変える力があるなら自殺防止の歌があっていい 118号

2016/2/27 118号

社会を変える歌を歌わない日本人プロミュージシャン

ハノーヴァー・マヌヴァーではたびたびアメリカのアーティスト達が、エイズ撲滅や貧困撲滅など様々な社会運動に取り組んでいることを報告しました。

残念ながら、日本のプロミュージシャンはそういったことに取り組んでいるという人はほとんどいません。

理由の一つに変なことをして目をつけられるとファンがいなくなる、と恐れているところが挙げられるでしょう。自分は音楽家であって、社会活動家ではない!とうそぶいているのかもしれませんが、そういう人に限ってジョンレノンやボブマーリーに憧れていたりするものです。

もう一つは、日本では社会福祉は政府の力が強いので、ミュージシャン達が本気で取り組むべき社会の歪みや欠陥が見つからないのでしょう。

そういう意味で日本は非常に深刻な様相を呈している問題があります。それはあまりにも多くの人が自殺してしまうという事実です。ここ数年は年間2万5千人以上が自殺しています。少し前の2010年ごろは3万人以上が自殺していました。

世界的に見ても、10万人当たりの自殺者数では世界で12番目にあります。もし年間2万5千人が10年自殺すると人口25万人の中堅地方都市がまるまる一つ消滅したことになります。そして実際もう10年以上もそういう状況なのです。

自殺をしないで!とミュージシャンが声を出すのはおかしいでしょうか?どうもプロにとってはおかしいことのようです。そういうプロはいないですから。

それでも、Youtubeを見るといくつかそういう曲が上がっています。生身の声で歌うとつらいのか、ボーカロイドで作ったものも結構あるようです。


さいたま県の公式なキャンペーンです。生身のシンガーが歌うにはつらいテーマか

自殺を思いとどまって、誰かと生きる道を見つけたという歌でしょうか?

生の声のシンガーもいました

社会運動に取り組むテーマがない・・・そう考えず、ぜひプロのミュージシャンもこの方面の支援に参入して欲しいものです。



<<次の記事を読む >>一つ前の記事に戻る