レッドツエッペリンは早咲き過ぎた 122号
2016/3/3 122号
1枚目から4枚目が傑作のツエッペリンだが
マヌーヴァ:はあ~なんですな。
支配人:あれ、マヌーヴァさんため息ついてどうしたの。ツエッペリンのフィジカルグラフィティだよね。なんか「はあ~」なんていう要素があったっけ。
マ:いやいやそんなところは微塵もない。ポストパンクやオルタナティヴのミュージシャンまで広くツェッペリンはリスペクトされてますからな。特にこのアルバムは。
支:じゃあ、なんで「はあ~」なの。
マ:それがどうしてもツエッペリンは、II、III、IVとイメージが強いというか、あれで完成されてしまっていて、その後の大作志向というか大げさな音作りのモノは好きではない・・・いやいや好きなんですが、同じツエッペリンであることがどうも納得がいかないんですな。
支:うーん、そうだね。自分もIVから後はあんまり聞かなかったけど、フィジカルグラフィティに入っているカシミールとか文句抜きでカッコいいよね。なんだかシンフォニックメタルの元祖みたいだ。
マ:いっそ、IVの後解散してくれれば良かったんですな。
支:確かにツェッペリンは他の70年代バンドより早咲きだよね。ディープパープルなんて、「マシンヘッド」は6枚目のスタジオ盤だし、イエスも「危機」は5枚めだよね。大体当時の大物バンドは5枚目くらいで花開いたのかな。結構遅咲きで、ツェッペリンは例外だったんだね。
マ:そうなんですな~。もう別のバンドだと思って頭を切り替えるしかないですな。いやそれとも全てのアルバムが傑作な稀有なバンドだということでいっそ信者にでもなれば楽なのでしょうかな。