センパイ後輩マリアージュは面白い 124号
2016/3/5 124号
聴きづらいマイ・ブラディ・ヴァレンタインのラヴレスもフリップ&イーノとマリアージュすると
ハノーヴァ:ねえ、マヌちゃん、この間のマリアージュ面白かったから、もっと面白いマリアージュ教えて。
マヌーヴァ:ついにマヌちゃんになってしまいましたな。いいでしょう、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのラヴレスは好きですかな。
ハ:ええ~、あれ嫌い。ノイズばっかりでメロディーが聴こえないんだもん。その前の作のイズント・エニシングは聴けるけど。
マ:ははは、そうでしょうそうでしょう、ところがですな。この不思議なセンパイ後輩マリアージュというのをして、プレイヤーでシャッフルすると・・・
ハ:ええー何これ、静寂なギターの歪んだノイズのメロディーが終わったと思ったらラヴレスの曲が立ち上がって聞こえてくるみたいで面白い!一体何をマリアージュしたの?
マ:これはフリップ&イーノのノー・プッシーフッティングというアルバムですな。
ハ:ええー、キングクリムゾンのロバートフリップとブライアンイーノ?じゃあ、この歪んだギターで物悲しいノイズを重ねてるのはロバート・フリップなのね。道理でメロディーが綺麗。
マ:そうなんですな。ラヴレスがどれくらいフリップ&イーノに影響を受けているか分かりませんが、この元祖ノイズギターと一緒に聴くとセンパイ後輩マリアージュして、不思議と良く引き立てあうんですな。ほかにジーザス&メリーチェインとかソニックユースなんかもフリップ&イーノと合いますな。
ハ:たくあんとおまんじゅうの組み合わせ?ううん、静と動の相反する美学?とにかく聴きにくいノイズ系も聞きやすくなってびっくり!