ハノーヴァー・マヌーヴァー
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ジャズ初心者にお薦めの10枚 150号記念特集号

2017/4/04 150号

ジャズ嫌いにならないよう定番をはずす

ハノーヴァ:今日でハノーヴァーマヌーヴァー「支配人今日のお薦め記事」はなんと第150号になります。

マヌーヴァ:すごいですな、パチパチパチ。半年近くほぼ毎日続いているわけですな、途中抜けたところもありましたが・・・

支配人:ええーと、そういうわけで、これから50号進むたびに特集号をお届けしたいと思います。

ハ:それで今日はどんな特集?

支:今日はジャズ初心者にお薦めの10枚と題して、10枚の聴きやすくジャズ嫌いにならないアルバムを紹介します。

マ:それはいいですな。ジャズ名盤・必聴盤みたいな本に従って聴いていくと大体ジャズ嫌いになって辞めますからな。

ハ:あ、そうそう!ローリングストーン誌のベストアルバム500に入っているマイルス・デイヴィスのカインド・オブ・ブルー聴いたけど、何がいいのかさっぱり分からない!

支:ああ、そうなんだよね。だいたい通が勧めるアルバムは普通のジャズでは飽き足らなくなったマニアが勧める変なものの訳で、初心者には気持ち悪いものばかりだよね。

ハ:じゃあ、早く早く!

支:まあまあ、あわてないで。ジャズ嫌いになる理由が、ジャズはこういうものだというイメージと違ったものを聴いちゃうからだと思うんだよね。特にこれからジャズを聴いてみたい、楽しみー、っていう初心者は。

マ:それはありますな。ジャズにはいろんなイメージがつきまといますからな。

ハ:そうねえ、明るいさわやかなインストゥルメンタルの曲とか、ブルースのちょっと複雑な奴とか、渋いちょっとマフィア映画の音楽みたいとかってイメージ?あとはブラスバンドみたいな楽団でにぎやかにやるとか・・・

支:それそれ。でもカインド・オブ・ブルーも、ジョン・コルトレーンのほとんどのアルバムも、ビル・エヴァンスのピアノもそのイメージと合わないんだよね。

マ:確かに違いますな。

支:ということで、そういう最初に持っているわくわくするイメージと合うものを選べばばっちりジャズの面白みが分かるというものだね。

ハ:じゃあ、まず明るいさわやかなものからお願い!

支:やっぱり、サクソフォン・コロッサスに勝てるさわやかなものはないよね。

マ:うむ、実にさわやかですな。これを嫌う初心者はいないでしょうな。

支:あとは、アートペッパーのMeets the Rythm Sectionだね。

ハ:うわーこれもさわやか。ウェストコーストジャズっていうの?時代は古いけどさわやかなフュージョンみたい。

支:続いてブルースのちょっと複雑な感じのするアルバムだね。まずはウィントン・ケリーのKelly Blueだ。

マ:おお、これは黒いですな。黒い、実に真っ黒でしかも渋いですな。

ハ:本当、ブルースをそのままっていう感じ。重いようなちょっと遅れているようなピアノのタッチが味を出してる。

支:そうでしょう、続いてAlligator Boogalooだね。これは人によってはブルースよりファンクとかロックを感じるかもしれない。

ハ:うん、なんか踊りたくなっちゃう!ていうかこのルー・ドナルドソンってアシッドジャズあたりで脚光浴びてた人よね。このリズム感なら分かる。ジャケットも最高にイカした感じ!

支:そして渋いといえば、We Get RequestsとBlue Trainだね。Blue Trainはコルトレーンの初期の作品でコルトレーン色やテクニックがないから嫌いという変な意見も多いけど、正統派の渋いジャズだと思うんだな。


マ:うむむ、コルトレーンファンはとにかく難しいのとかネジくれているのに耳が慣れていますからな。こういうのはお嫌いなんでしょうな。

支:そして渋さの違う種類としては、クリフォード・ブラウンのWith Stringsだね。映画音楽のような感じで特に何も緊張せずすーと美しい音楽に浸れる。

ハ:本当、きれい。

マ:ストリングスと一緒にやった名盤はクリフォードブラウンだけでなくいろいろありますが、軟弱だとか万人ウケを狙っているとか酷評されることがありますな。しかし美しいものには素直に耳を傾けるべきです。

支:そう、そして美しいといえば、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングの二人が歌っている、Ella and Louisほど美しく聴きやすい歌モノはないよね。

ハ:すてきー。「アラバマに星落ちて」とかジャンルを超えてみんなに聞いてもらいたい歌声よね。

支:そしていよいよマフィアっぽいというかやくざっぽいというか、いかにもそれっぽいのは、クインシージョーンズのThis is how I feel about jazzだね。

ハ:ああ!一曲目Walkin'の出だし知ってる~

マ:これはもう超有名ですな。ただ、この出だしだけが有名なのが悲しいですが・・・

支:そうだね。このアルバムは相当大人数でやっているので楽団っぽい雰囲気も十分出てるよね。アートファーマーだの、ミルトジャクソンだのポールチェンバースだの超大物が参加しているところも素晴らしいかな。

ハ:ねえ、マイルス・デイヴィスは聴いちゃいけないの?

支:マイルスとはいずれジャズが好きになったときに長いお付き合いをすればいいんで、最初に聴く必要はないんだけど、Milestonesは今出てきたジャズの楽しみを全部凝縮したみたいで分かりやすいアルバムだね。

ハ:というわけで10枚が出揃いました。

マ:ぜひ、ジャズを聴いて面白くないな、自分の思っているものと違うな、と思ったら、今日紹介したアルバムを聴いてみてください、ですな。

ハ:あれ、それからロゴとか変っているんだけど・・・

支:そうなんです、150号を記念してロゴデザインが変りました。ブログのファンのNg Pei Ning氏にデザインしてもらいました!クリームなどのフラワームーブメント(参考 「時代を現すアルバムジャケット60年末期-70年初期 137号」)で作ってもらいました。どうもありがとうございます!!それでは、みんなまた200号目指してがんばろう!

ハ・マ:アイアイサー!




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