歪み系エフェクターは基本三種類ある

ハノーヴァ：支配人、この間の友人の姪がまた助けてだって！

支配人：え、今度はどうしたの。

ハ：結局、フェンダーのムスタング買うことにしたんだけど、音を汚くしたいのにならないんだって！

支：それはまあ、エフェクターを買ってアンプの間につながないと。アンプだけで歪ませることもできるといえばできるけど。

ハ：それそれ、なんか歪ませるエフェクターがいっぱいあって目が回るんだって。

支：それはどんな音楽をやりたいのか決めて、楽器屋さんで試奏させてもらうしかないね。クラシックやフォークギターからエレキに乗り換えた人が戸惑うところだよね。

ハ：ニルヴァーナとかグリーンデイのような太い爆音をぶおんぶおん出したいんだって。

支：90年代の爆音系オルタナだったら、やっぱりファズだな。それもジミヘンが使っていたファズフェイスの再販版なんか太い音でいい感じだね。

ハ：あとはどんなものがあるの？

支：カントリーとかブルースとかフュージョンをやるならオーバードライブだな。でもムスタングのようなシングルコイルのピックアップのギターだと、ただキンキラな細い音になるだけであまり歪んだという感じにならないね。カントリーだとそれが良いといえば良いのかもしれないけど。ギブソン系のハンバッカーだとそれなりにまろやかに歪むけど。もっとぎんぎんに歪んで欲しいんならディストーションを買えば、メタルもハードロックもいけるけど、逆にフュージョンとかは強すぎるよね。メタルをやるんならメタル用のディストーションを買うとどぎつい倍音が出てタッピングとかピッキングハーモニックスとか出やすくなるね

マヌーヴァ：はははは！チューバッカがどうしましたかな。

支：もうマヌーヴァさん、スターウォーズの話じゃないんだよ。

マ：そうでしたか、これはお呼びではありませんでしたな。ともあれ、めんどくさければデジタルのマルチエフェクターを買いなされ。最初からファズもディストーションもオーバードライブも入っておりますぞよ。それではさようなら。