ミュージシャンを襲う不思議な病魔 157号
2017/4/12 157号
記憶を失う悲運
ハノーヴァ:不思議よねー。GlobeのKeikoさんって、クモ膜下出血で倒れたあと、高次脳機能障害というのになって、倒れる前のことは憶えているけど、日常の生活の中のちょっと前にしたことが中々思い出せないんだって。これってすごい大変よね。
支配人:うーん、その話を聞くとジャズ・ギタリストのパット・マルティーノを思い出すね。
ハ:え?どういう人?
支:もうメタルのネオクラシカルの人もびっくりするくらいの火の玉ピッキングで超絶早弾きをする、ジャズではめずらしい人なんだけど、32歳の頃に脳動脈瘤で倒れて、手術を受けたんだけど、そのあと、音楽とギターの弾き方をすっかり忘れてしまったんだよね。
ハ:ええー?それって悲しすぎる話!
支:でも彼は周りのサポートや自分のプレイを聞くことで弾き方を思い出してその後完全復活するんだね。復活後も素晴らしいプレイを繰り広げて。
ハ:うわーそういうこともあるのね。じゃあ、Keikoさんも無理はしないでゆっくりリハビリしていつか戻ってきてくれると嬉しい。
参考ウィキペディア パット・マルティーノ
https://ja.wikipedia.org/wiki/パット・マルティーノ