Mingus Plays Piano 鬼才ベーシストがピアノソロを録った 179号
2017/05/05
鬼才は何をやっても輝く
支配人:なんだかジャズピアノが聴きたいけど、オスカーピーターソンとかチックコリアは早くて耳が疲れるし、ビルエヴァンスは叙情的にならなきゃいけないし、セロニアスモンクはかくかくっとしているし、なんかほどほどに穏やかで滑らかな人っていないのかな。
マヌーヴァ:お、そんな支配人の悩みを解決する一枚がありますぞ。
支:へー、ミンガスと言えば、ベースラインが個性的な曲が並ぶ「直立猿人」とか、「ミンガス・アー・アム」とか思い出すけど、誰がピアノ弾いてるの?
マ:もちろんミンガス本人ですな。
支:え!そうなの。なんかほどほどに叙情的で滑らかで、耳が疲れなくて、ちょっとブルーノートも効いていて、ずっと聞いていられそう
マ:そうなんですな。コンポーザーとしても優れている彼ですから、曲として完成していますし。非常に良くできていますな。おそらくそれまでもアレンジが必要なときはピアノでしていたんでしょうな。
支:三曲目、ボディ・アンド・ソウルなんてスタンダードだけど、ほかの有名ピアニストらとは全然違う味わいでなかなか浸れるね。いいアルバムを紹介してくれてありがとう。